LOVER'S ROCK アナログレコ発

代々木ザーザズーにて行われた、「LOVER'S ROCK(ASIN:B00092QX0A)」、「アナログ盤」の、リリース記念ライブ。同アルバム自体がTHE TEARDROPSとthe BOOTSのスプリットなので、必然的に2マン。曲順とは逆に、まずBOOTSからスタート。2マンなので必然的に割り当てられる時間も多い。これまでの最長記録ということで、GO-GO 3の曲はもとより、まだどのアルバムにも収録されてない新曲まで披露される。これが、めちゃくちゃかっこいい。ボーダフォン今流れているCMの曲(ロケッツによる「Do You Remember Rock’n’Roll Radio?」のカバー)と急に差し変えられても不思議ではないといえばイメージできるだろうか? メンツが豪華すぎるせいかなかなかライブがないのだけれど、もっとやってほしいと切実に思う次第であります。
続いてTHE TEARDROPS。エンターテインメント性を前面に出し、それが全くいやみに感じられないのは、真剣にやっているからだろう。ライブハウスで体育座りさせたり○ャニーズの曲をカラオケで唄うなど、ある意味飛び道具ともいえるが、十二分に楽しませてもらいました。それで最後は、なんというか胸がキュンとする、まさにラヴァーズ・ロックなエンディング。見事。
the BOOTS THE TEARDROPS

TREEBERRYS 解散

あまりにショックが大きい……。2/18に新しいアルバムが出るというのに。そしてそのアルバムにも収められていない素晴らしい新曲の数々を先日聞いたばかりなのに。
4/1(土)の新宿JAMが、レコ発であり、解散ライブだそうです(公式BBSより)。
4/1だけに、冗談であってくれればとも思うが、イナ氏に限ってそんな冗談をいうとは思えない、のがツラい。

IN MOTION

IN MOTION

TREEBERRYS

「怪奇!幽霊スナック殴り込み!」「任侠秘録人間狩り」

nitt2006-01-23

杉作J太郎、念願の初監督作品。なぜか早く行かないと見逃してしまうような気になり*1、仕事の後、唐突に観に行く。
上映3日目、開演(レイトショーなので20時から)の少し前にシネマアートン下北沢に着くと、場外にはいかつい(失礼)男たちが溢れ、外で物販も行われている。上映期間は連日「豪華ステージショー付き」のため、整理券が13:45から配布されているので、ひょっとしたら「当日では入れないか?」と思ったが、ギリギリ最後列の補助席で観ることができた。
さて、映画、というか、実際は全てビデオ撮影で階調の変換処理もなされていないため、「画質」は完全にビデオなのだが、肝心なその中身は……正直誰にでも薦められるものではない。杉J氏のことも、ある意味超豪華な出演陣のことも知らない人が観たら、プロが作った作品とは全く思えないだろう。監督が脚本と共に撮影も兼ねているのだが、例えば同様の作業をこなす塚本晋也などとは比ぶべくもない。出演者の一人であり当日舞台で挨拶されたパラダイス山元氏は「ネット上に感想が蔓延する前にDVD化して、はやく売り抜けたほうがいい(大意)」とおっしゃられていたが、正鵠を射ていると思う。
だがしかし、だがしかーし、例えば杉J氏の漫画を読んで「デッサン力がない」と難癖をつけるのは的外れなのと同様、不安定なカメラワークや演技や構成などを取り上げて云々すべきではないと思わせる「サムシングエルス」がある。技巧やおためごかしを廃した真っ正直さ、どうしようもなく滲み出す作り手の高潔な魂が感じられるのだ。いや、「人がよければ作品は面白くなくてもいいのか」と問われれば返答に窮しそうだが、思わず噴き出してしまう秀逸なシーンや熱いものがこみ上げてくるシーンもないわけじゃないですよ。さらに劇場での鑑賞においては、場内に出演者が多く見受けられるため(なにせ連日「豪華ステージショー」つきだから)、虚構と現実の区別がつかなくなるような得がたい経験ができるので、やはり本公開中に観ておいたほうがよい、と思う。映画のパンフレットも、まだ入稿されてなくて最終日ギリギリくらいに約1,000部納品されるらしいし。
杉作J太郎の東京ボンクラ学園」によると、まだまだ20作近い作品が待機中とか。あれだけの作品をみせられたあとなのに、「股旅の墓場」が面白そうにみえて仕方がない……。

*1:2/2追記:実際、日を追うごとに整理券があっという間になくなるようになり、毎日100人以上もの人が観られない事態になってるとか。そのため、最終日は急遽「午前0時(!)から」の回が追加され、さらには4/22から28日まで、追加公演が決まったようです

Wilson Pickett R.I.P.

確かキヨシローがラジオで流してたのを聞いて知って、The Jamのカバーで再認識したような。「In The Midnight Hour」みたいなかっこいい曲、めったにないよなあ……。などといいながら手元のi Podには、The Jamは入っていても本人のものは「The In Crowd」(ASIN:B00005AU21)収録の「Don't Fight It」しかない。バカだ。
心からご冥福をお祈りいたします。
この写真はいいな。

Exciting Wilson Pickett

Exciting Wilson Pickett

CD「SHEENA & THE ROKKETS ALFA YEARS」

シーナ&ロケッツ(およびその関連)の、アルファ時代6作品が紙ジャケットで再発されたので購入。
既にレコードやCDでは全て持っているので、6枚のうちどれを買おうかしばし考えたのだが、イキオイで全部買ってみた。結果的に全て買うことになっただろうから正解か。というのも、これらのCD、オリジナルの歌詞カード(とても丁寧に再現されている)のほか、山名昇氏によるインタビューが掲載されたブックレットが付属しており、それが6作品揃って完結する体裁になっていたからだ。
実は少し楽しみにしていたことがあって、再発に際し「ライナーノートで質問に答える」という企画があるのをid:k_turnerさんのこちらのエントリで知り、私も当該の掲示板に書き込んでいたのであった。
で、その質問、取り上げて下さったばかりか丁寧にブックレットには質問者のハンドルネームまで掲載されており、少し、いや相当感動した。嬉しいな、アンドロケッツ。
それにしてもこのインタビュー、鮎川氏が「何10年もインタビュー受けてきたけれど、こういう話は訊いてくれんもんでね」という話題が満載なので、それ読みたさに買ってもおかしくないかも。

チャンネル・グー(紙ジャケット仕様)

チャンネル・グー(紙ジャケット仕様)

CD「DON'T RAIN ON OUR PARADE」

nitt2006-01-18

the BOOTSのオノタカコさん(ex. GO-GO 3)監修・選曲によるコンピレーションCD。
GIRLS GARAGEやギャルバンのコンプは今までにも数多くあったが、日本の「GIRL GROUP」系のものはめずらしいのでは(というかほとんどはじめて)ではないだろうか。
SHIRELLESやRONETTESや、もちろんSHANGRI-LASやCRYSTALSやBREAKAWAYSやSUPREMESなどが好きな方々には聴いてソンはないかと。むしろ得するかと。NIKKI CORVETTEが全曲にコメントを寄せていて、それも興味深いです。
全14グループ15曲、うち6曲が新録あるいは未発表のもの。コンプにも関わらず、絶妙なトータル感あり。
the BOOTSは来週土曜日にZher the ZOO YOYOGIにてライブが行われるので、収録曲を披露してくれるかも。

ドント・レイン・オン・アワ・パレード

ドント・レイン・オン・アワ・パレード

備忘録