"SWEET&HOT!" Vol.12

PRAMBATH

PRAMBATHの2nd「MY HEART BEATS FOR YOU!」(ASIN:B000BDJ2HS)、レコ発。下北沢シェルターにて。
新年、第1回目に見るライブに、ふさわしい顔ぶれ。
はじめにEXTRUDERS。緊張している様子も見受けられず、一見淡々と、空恐ろしい演奏をブチかます。まるで無風状態の部屋でロウソクの火をみているようだ。風は吹いていないのに、揺れているように感じ、それほど近づいてもいないのに熱い。あっという間に12曲を終える。
そしてFIRESTARTER。3ピースに戻って2度目のシェルター、4度目のライブ。ということもあってか、F氏はかなり動き、煽る。ジローラモよりよっぽどかっこいいと思う。さらに日本語の新曲の方がより盛り上がるように感じられた。
続いてのツリーベリーズ、「SWEET & HOT」の「HOT」部分をこれ以上ないくらい過剰に担当。3曲連続の新曲が、新曲なのになぜ2/18に発売される新譜「IN MOTION」には入ってないの〜! と思わせるほど素晴らしかった。
トリはPRAMBATH。みるのは去年の2月「Vamp!」ZINE企画以来だろうか? 当然のように最高な新譜の曲ほとんどが聴け、季節を問わず熱く盛り上がる「SUMMER NIGHT」で締め。諸事情によりアンコールが1回しかなかったのが残念。現メンバーでの東京のライブはこれで最後らしい、あのキュートなカウント、と相反するパワフルなドラムが聞けなくなるというのは淋しいな。でも次も必ず見に行きたい。魂が開放されるから。
物販で滅多に見かけないCD「Secret Recipe From The Far East」(PRAMBATHはもちろん、TEENAGE CONFIDENTIALやNYLONも収録)も買えて嬉しかった。
EXTRUDERS FIRESTARTER
TREEBERRYS PRAMBATH

東京ゾンビ

東京ゾンビ

シネセゾン渋谷まで観に行く。新年第一弾鑑賞。
大幅に手を加えられたプロットもあるが、基本的なストーリーは原作にかなり忠実。けれども、グッとくるところもあるのだが、やや淡々とした印象だ。ラストがもう少し、「狂い咲きサンダーロード」や「エル・マリアッチ」みたいな感じだとよかったんだけどなあ……。

正月気分が希薄

なのは、コマ回しも凧揚げもしないからだろうか。お年玉ももらえないし。

  • 2〜3日は実家(といっても、そこで暮らしたことはないので「両親の現在の住まい」が正確か)の浜松で過ごす。東京より暖かい。
  • 特にすることもないのでテレビばかり見ていたら、「人形のみやひで」の歌が頭にこびりついて離れなくなる。
  • 実家の自分のものはほとんど処分されていて残ってないのだが、昔夢中になっていたBCLラジオ「クーガ2200」を発掘。とても30年近く昔のものとは思えないコンディションだったので持ち帰ることに。幼少期の写真も発見。これが素晴らしい。当時父親がカメラに凝っていたため、自分で現像し引き伸ばしたものだ(カメラはNikon F1)。宮崎県の「こどものくに」で撮ったもので、そこに駱駝と一緒に写っている自分(2歳半)と現在との差に愕然とする。

元旦

  • 定期的にここをご覧下さっている方、もしおられたら、明けましておめでとうございます。
  • 検索で引っかかってたまたまご覧になられた方、薄い内容で申し訳ございません。今後はできるかぎり、ひとことでも印象など加えたいと思います。
  • 何気なく使っていた「元旦」が、「元日の朝」のことだとはじめて知る(「旦」は水平線から日が昇る様子を指す)。知らないことが多すぎる。バカを少しは解消したい。
  • 寒いといえば寒いが、タバコを買いに外に出る程度であれば、Tシャツにカーディガン、裸足にツッカケでも大丈夫だった。
  • 今年の抱負その一、野ざらし同然になっているバイクを修理したい。
  • その二、眼鏡をつくりなおしたい(どれもこれも抱負とはいえないか)。
  • テレビがつまらなさそうなので、大晦日にツタヤで「ミリオンダラー・ベイビー」のDVDを借りてきたのだが、見るのに覚悟が入りそうでまだ袋に入ったままだ。
  • と、いうわけで、「From Small Things」というデイヴ・エドモンズのベスト(ASIN:B0001Z3U5Q)を聴いている。押し付けがましくない力強さを持った美しい音楽だ。「Almost Saturday Night」から「Warmed Over Kisses」への繋がりがよく、リピートしてしまう。

大晦日

  • 31日以前のことを年明けにかくのもアレなので、ざっと。
  • 年末にすっかり忘れていたプラスチックスのDVDが届き、嬉しかった。屋根裏のライブ(&DVD)とPLASTIC SEXをあわせて買ったら応募でき、抽選で送られるというものだ。「GOOD」のPVや中西俊夫立花ハジメのインタビュー、発売されたDVDに未収録のライブなどが収録されていた。これも売ればよかったのに……。「GOOD」のPVははじめてみたが、クラウス・ノミが出ていてびっくりした。でもやっぱ、「TOP SECRET MAN」のが見たいなあ。まだまだ色々ありそうなので、いずれ出ることを期待しよう。
  • 「Oi 2005」というコンピを買った。先日、WARMED OVER BANDのライブを観た際、直前にかかっていた曲がやたらとよく、それに収録されてるという話だったので。バンド名は「THE PRISONER」、曲は「RESPONCE」。元AVOIDEDの人のバンドらしい。ソウルフルで素晴らしい曲。
  • 年末年始のテレビ番組はつまらない(テレビは普段もあまり見ませんが)。が、映画をいっぱいやるのはちょっと嬉しい。ひと昔前であれば必ず「猿の惑星」シリーズが放映されていてよくみたものだが、今年はテレビ東京がよかった。昨夜から今朝にかけて放映されていた「ジョゼと虎と魚たち」はなかなかよかった。続いて流れた「エスパイ」は、ビデオに撮った。昔、正月に(映画館で)観たなあ。原作(ISBN:4894563878)がめちゃくちゃ面白いので未読の方にはおすすめします。
  • 他にも色々ありますがとりあえずこんなところで。
  • 誰にいうでもなく、皆様にとって来年がよい年でありますように。

キンコーズとキング・コング

  • 年が明けてすぐ、いつも「今年こそはキチンと年賀状を作ろう」と思う。黄色地に町田町蔵の写真をあしらい、遠藤ミチロウ意訳の「お前の犬になる」を加えて……などと考え、時間はまだまだあると思っていたのにもう年の瀬だ。そんな凝った年賀状を作っている余裕はなく、それなりのものを速攻で作ってキンコーズで出力し、一晩で書いて夜のうちに出す。キンコーズは便利だなあ、名前も好きだ、キンクスみたいで(実際、社名は創業者の髪が「ひねくれた」天然パーマであることに由来するとか)。
  • キンコーズキンクス……全く関係ないが、「キング・コング」を観に行った。大味なアトラクション系映画では全くなく、きっちりと作られた真っ当な映画。それにしてもCGの進歩のせいで、もうどんな映像であっても映像単体をみて「スゲエ!」と驚くことはないなあ……。けれども甲殻類が苦手で高所恐怖症なのでブルブル震えた。

分裂気味連鎖反応日記

明日から3連休だ。明日なき暴走30周年だ。あ、ブルース・スプリングスティーンの例のやつだが、アマゾンに予約していたにも関わらず届きやしない。3連休中に(DVDを)観たいと思っていたのでアマゾンはキャンセルし、お茶の水ディスクユニオンに向かう。が、日本盤は品切れ。仕方がないので秋葉原石丸電気まで歩く。で、入手。
「明日なき暴走」(いい邦題だ。スーサイド・マシーンだもんな)といえば、1曲目は「涙のサンダーロード」だ。すなわち「狂い咲きサンダーロード」だ。石井聰亙だ。「爆裂都市」もはじめは「Eストリートのならず者」というタイトルだったほどスプリングスティーンと関係浅からぬため続けるが、来春発売予定のDVDボックスにはサンダーロードはもちろん、オリジナル版の「高校大パニック」も収録されるようだ。嬉しい。さらにはDVDボックスは第2弾も予定されていて、要望が多い場合はスターリンの「ストップ・ジャップ」のプロモビデオや、ルースターズのDVDボックスの特典映像用に昔の8mmフィルムを提供した際、他にも様々なバンドを撮った8mmの存在が確認されたらしく、それらも収録されるかもしれないとのことなので、要望したい。石井監督はアナーキーのビデオも撮っていたな。これは来年2月に出るアナーキーのBOXセット「内祝」に収録が決定しているようだ。このBOXも、断片的にしか観たことがない太田達也のアナーキー・ドキュメント「ノット・サティスファイド」が含まれているので惹かれるなあ。CDの方に「東京イズ・バーニング」が収録されていたら完璧なんだけど。
もとい、先日買った「ロック画報 No.22」(特集:映画×ロック)にも、当然のように石井聰亙のインタビューが掲載されていた。ちょっと物足りない内容だったが、付属のCDに大友克洋原作の映画「SHUFFLE」のサントラが収録されていたので(演奏は、ほぼルースターズ+石井監督による「バチラスアーミー」だ!)、ま、いいか。長谷川和彦監督へのインタビューもあって(これもやや物足りない内容だが、あ、そういえばスプリングスティーンの話が出てくる)、いや、そんなことよりなにより、杉作J太郎による三上寛インタビューが最高に素晴らしかった。まず、「大都会 PART II」のゲスト出演が縁で松田優作と知り合い、あの「探偵物語」に出演をオファーされたという話に驚いた。三上寛ならば当然「街の仲間の一人」ではなく、きっと工藤ちゃんとの相棒的な存在にと考えられていたのだろう。松田優作三上寛がガップリ組んだ「探偵物語」も、想像しただけでワクワクする。
そんな3連休前夜、本当は「『東京ゾンビ』公開記念オールナイト」に行きたかった。同時上映が花くまゆうさく趣味全開の「太陽を盗んだ男」に「トラック野郎・望郷一番星」だもんなあ……。