分裂気味連鎖反応日記

明日から3連休だ。明日なき暴走30周年だ。あ、ブルース・スプリングスティーンの例のやつだが、アマゾンに予約していたにも関わらず届きやしない。3連休中に(DVDを)観たいと思っていたのでアマゾンはキャンセルし、お茶の水ディスクユニオンに向かう。が、日本盤は品切れ。仕方がないので秋葉原石丸電気まで歩く。で、入手。
「明日なき暴走」(いい邦題だ。スーサイド・マシーンだもんな)といえば、1曲目は「涙のサンダーロード」だ。すなわち「狂い咲きサンダーロード」だ。石井聰亙だ。「爆裂都市」もはじめは「Eストリートのならず者」というタイトルだったほどスプリングスティーンと関係浅からぬため続けるが、来春発売予定のDVDボックスにはサンダーロードはもちろん、オリジナル版の「高校大パニック」も収録されるようだ。嬉しい。さらにはDVDボックスは第2弾も予定されていて、要望が多い場合はスターリンの「ストップ・ジャップ」のプロモビデオや、ルースターズのDVDボックスの特典映像用に昔の8mmフィルムを提供した際、他にも様々なバンドを撮った8mmの存在が確認されたらしく、それらも収録されるかもしれないとのことなので、要望したい。石井監督はアナーキーのビデオも撮っていたな。これは来年2月に出るアナーキーのBOXセット「内祝」に収録が決定しているようだ。このBOXも、断片的にしか観たことがない太田達也のアナーキー・ドキュメント「ノット・サティスファイド」が含まれているので惹かれるなあ。CDの方に「東京イズ・バーニング」が収録されていたら完璧なんだけど。
もとい、先日買った「ロック画報 No.22」(特集:映画×ロック)にも、当然のように石井聰亙のインタビューが掲載されていた。ちょっと物足りない内容だったが、付属のCDに大友克洋原作の映画「SHUFFLE」のサントラが収録されていたので(演奏は、ほぼルースターズ+石井監督による「バチラスアーミー」だ!)、ま、いいか。長谷川和彦監督へのインタビューもあって(これもやや物足りない内容だが、あ、そういえばスプリングスティーンの話が出てくる)、いや、そんなことよりなにより、杉作J太郎による三上寛インタビューが最高に素晴らしかった。まず、「大都会 PART II」のゲスト出演が縁で松田優作と知り合い、あの「探偵物語」に出演をオファーされたという話に驚いた。三上寛ならば当然「街の仲間の一人」ではなく、きっと工藤ちゃんとの相棒的な存在にと考えられていたのだろう。松田優作三上寛がガップリ組んだ「探偵物語」も、想像しただけでワクワクする。
そんな3連休前夜、本当は「『東京ゾンビ』公開記念オールナイト」に行きたかった。同時上映が花くまゆうさく趣味全開の「太陽を盗んだ男」に「トラック野郎・望郷一番星」だもんなあ……。