THE SHAKES "Vox and Cadence" Vol.2

下北沢モナレコードにて、ザ・シェイクス2度目の「アコースティック・セット」企画(ベースでサポートしているARBのEBI氏抜きの編成)を観る。
アコースティック・セット、といっても実際はVo & Gの黒水伸一氏がアコギを中心に使うだけで、特にアンプラグド感が高いというわけではない(前回は椅子に座って一人でプレイしたりもしましたが)。とはいえ会場の構造上、前の人は靴を脱いで座りながら見る、という不思議なシチュエーション。
1曲目から「MONA」と「SHAKES NIGHT PARADISE」(!)のメドレー。その後は、やはりスロー〜ミディアム系の曲が多いか。1st収録の「この気分から抜け出せない」もよかった(1st、早く再発されることを心から願っています)。
そして「今年のヒット曲」というMCからはじまった、新しめの曲「この恋のゆくえ」。私も今年の心のベストテン上位にランクイン、異議なし。
「Louie Louie」「Around And Around」「Route 66」など、掛け値なしのロックンロールも織り込まれ、充実した時間を過ごす。

ところで、開演までの間に本でも読もうと、会場への道すがら「ラモーンズ・ファイル」(ISBN:4401619358)を買ったのだが、執筆者の中に「山本塁」氏の名前を見つけて驚く。これ、サドルズの塁氏なのだろうか? 76年生まれというのも同じだし、公式サイトでもラモーンズが好きと書かれているし……(執筆者紹介の欄にはサドルズについては書かれていない)。
で、そんなサドルズとシェイクスの競演が、11月の23日に下北沢CLUB 251で観られる。両バンドとも大好きなのでとても楽しみ。ところで塁氏は、小学生の時にエッグマンでシェイクスを観たことがあるそうだ。
それから20年近く(?)経っているのに、瑞々しさを失っていないシェイクスは最高ですよ。