好き好き(T)シャーツ

ROOSTERS

自作熱はさらにエスカレート。缶バッヂ用にイラストレータを使って結構本気でデータを作っていたら、「このデータ、他にも流用できるんじゃないか?」と考えるようになる。となると次はTシャツ自作キット「Tシャツくん」だ。が、なんとか手を出せるスタンダードなセットだと、最大プリントサイズは「22cm×22cm」。もっとデカいサイズのプリントがしたい。けど、上位機種の「Tシャツくんワイド」は、製版機、多色印刷機をあわせ、15万強と常軌を逸した価格だ。そもそも買える値段じゃないが、コレ買うくらいならライブ会場とかで売ってる3,000円のTシャツを50枚(!)買った方がいいし、別に売りもんを作るわけじゃないので単価がバカ高くなって仕方がない。バカ高いというか、気軽にバカTが作れない。
しかし、ふと「原理的にはシルクスクリーンだから無理すりゃ日光でも露光できるんじゃないか?」と思い調べてみたら、段ボール箱と熱帯魚用の照明で露光機を自作されている方がおられた。「これは!」と思い、東急ハンズでブラックライトを買う(日光でも可能なようだったが日中しかダメだし環境に左右されそうなので)。スクリーンは、紗張りや乳剤塗布が面倒なので、Tシャツくんの加工済みスクリーンとワイド用の枠を買う。その他、インクやスキージやヘラなどで計2万弱。ドンキで安いTシャツもまとめ買い。
そしてゴミ置き場からスクリーン枠がピッタリ入るサイズの段ボールをピックアップし、即席露光機を作成。露光時間がよくわからんので試行錯誤を繰り返し、この機材・方法だと「50秒」が最適とわかる。で、驚くほど、きれいにスクリーン板が完成(つづく)。