♪20世紀の終わりに

RAMONES

…恋をするなら/惑星の力と/死の魔術が必要 byヒカシュー
と、いうわけで、ラモーンズのドキュメント映画「エンド・オブ・ザ・センチュリー」を観に行く。
前半部分、週末ということもあって疲れており、少し寝てしまう。基本的にバンド内の確執など人間関係の描写が多い。そして映像は、元々テレビ用のものをフィルム化したとかで、正直よくない。で、その確執部分、バンドの維持に困難が伴うことは想像に難くないとはいえ、それでも南米で何万人ものファンの前でライブをやったすぐあとに、地元ニューヨークでは動員が厳しく小さなライブハウスでしか演奏できないのを見たりすると、やるせなくてしかたがない──いや、そんなことよりなにより、ときおりインサートされるライブ映像の凄まじさよ!
ラモーンズみたい/ラモーンズっぽいといわれる音は巷に溢れているが、なぜホンモノのラモーンズと比べ物にならないのかが一目瞭然。誰がジョニーのようにギターが弾けるというのか? 畏怖。鬼人。デカイ画面でデカイ音でラモーンズが体感でき、それだけでOK。そしてジョーイはホント、チャームとガッツが奇跡のように共存している。