村八分

冨士夫ピック

久しぶりに腰を据えて中古レコードでも見ようかとまず下北沢のディスクユニオン*1に行ったのだが、山口冨士夫の本(語りおろし)「村八分」が売られていたのでつい買ってしまい、あとは結局、喫茶店でずっとそれを読んでいた。
70年代初めの日本のロック史としてもべらぼうに面白いし、音楽を「どう捉え」「どう対峙するか」についても伝わってくるものが山ほどある。

オレはこの本を、このインタビューを受けるのに、ホントこれからバンドやるヤツらとか、バンドじゃなくたってグループで何かをやるヤツらに役立つと思うから話してんだよ。ましていまだに村八分のレコードが売れ続けてるらしいじゃない。そういうの聞くとね、あの時あれだけしんどい思いしておいてよかったのかなって思うし。

附属の8曲入りCD(来月発売されるBOXセットからの抜粋)も素晴らしく、やっぱり買わなきゃいけないかなという気になる。

*1:ディスクユニオンでこの本を買うと、冨士夫のサインが印刷されたピックがもらえます(ただしまだ未完成で、10/26以降に引渡し)