からっぽの世代

BLANK GENERATION

渋谷シネマ・ソサエティで「BLANK GENERATION」を観る。この映画館に行くもはじめて、100人程度の小ぶりさだが、スクリーン位置が高くて観やすい(前の人の頭が邪魔にならない)。
しかし、映画の内容自体はいまひとつ。単なる素材寄せ集めではなく(多分)この映画のために撮られたヴォイドイズの演奏シーンはかっこいいし(けれどもビリーことヘルは必ず「BLANK GENERATION」の途中で「事故現場の野次馬に見られているみたいだ!」と演奏を止めて楽屋に引っ込んでしまう〔もちろん、役柄上〕)、アンディ・ウォーホルの存在感にも恐るべきものがあるのだが、いかんせんストーリーが単調すぎる(私にとっては)。主役に偽りなくほとんど出ずっぱりのヘルの男前っぷりでかろうじて最後まで観ることができた。
それよりも予告編でやっていた「Shane-The Pogues:堕ちた天使の詩」(内容はこっちの方がわりやすいか?)に惹かれる。先日の来日公演には行けなかったが、昔、MZA有明でみたライブは最上の部類に属するメモリーだ。10/29から公開。