乳房その他に溺れてわれら存る夜をすなわち立ちてねむれり馬は

どういったきっかけか失念したが、掲題の歌の作者である塚本邦雄氏に興味を持ち(本年6月に逝去)、しかしご本人のものではなく「清唱千首」(ISBN:4572001359)という氏が編纂された和歌集を手に取り、さらにはそこに塚本氏が書かれた「名著と並び本歌集が冨山房百科に収められるのは光栄だ」といった趣旨の文で気になって、その名著「気違い部落周游紀行」(ISBN:4572001316)を読んでいる。単にタイトルに惹かれたからだ。塚本氏の歌にしても、「乳房」に惹かれたのかも知れぬ。
話は全く変わるが、忙しくてお中元の手配にデパートまでいく時間がとれない。仕方が無いのでネットでやろうかと登録作業をしていると、パスワード指定画面があらわれる。「パスワードはなにがよいかね」と問う私に妻こたえ、「37564」とのたまう。「意味は?」「ミナゴロシだよ!」感謝の気持ちを送る相手に皆殺しはねーだろ! もちろん違うものを登録しました。
ま、確かに憶えやすいけど……。