Elliott Murphy

イギリスのRACという自動車関連の機関(日本のJAFみたいなものか)による調査結果、1位は「ワルキューレの騎行」だとか。そんなに意外じゃないな、「危険そう」という意味では。同調査によると、一般的に「BPM=60を超える曲を聴くと心拍数と血圧があがる」のだそうだ。2002年の調査では、第4位にモーターヘッドの「The Ace of Spades」がランクインしている。しかし、そもそも俎上に乗せる曲はどうやって選んだんだろ?
オリジナルの発表を読むと、カナダの科学者の研究に基づくもので、テンポ以外にも大音量で音楽を聴いていると、反応速度が20%ほど遅れるとか。
BPM=60っていったら、時報と同じだ。そんな曲ほとんど聴かないぞ。ま、車にも乗らないけど。
そして「ワルキューレの騎行」といえば、「地獄の黙示録」だが、そこから引いていて忘れられないのが1981年のテレビドラマ「探偵同盟」だ。松田優作の「探偵物語」の続編といえなくもないと銘打たれてはじまり、成田三樹夫と山西道広が「服部警部」「松本刑事」と「探偵物語」と同名で登場していた。で、いつも番組の最後のほうにパトカーの拡声器から「ワルキューレの騎行」を大音量で流しながら登場するのであった。忘れられないといいつつDVDが出ても買わないだろう、ドラマの内容自体はいまいちだったので。ボンも悪くはないがジーパンと比べると分が悪いというか。でも、宇梶剛士(八代目)の元祖ともいえる(三代目)、本間優二はとてもよかった。本間氏は役者をすっぱりやめてしまわれたそうだが、古尾谷雅人氏又野誠治氏のことを考えると、正解だったのかもしれない。そーしーて、「探偵物語」の続編、古尾谷氏といえば、「噂の探偵 QAZ」。これも惜しかったなあ、古尾谷氏主役というのは最高だし秋葉原を舞台にした電脳探偵というのも悪くないし、渡辺篤史SHOGUNの曲(男たちのバラード)に乗ってナビさん役で登場したりするのも懐かしいっちゃ懐かしいんだけど、やっぱり「探偵物語」みたいなドラマをやりたいからといって、単にカラーシャツを着たりべスパに乗るというのはどうなんだろう。
そういえばこのドラマにも松本刑事が出てたな。それもどうなんだ。
やっぱり「傷だらけの天使」みたいなドラマを作りたくて「探偵物語」ができた、というのがいいと思う。
とっちらかったまま終了。

もしもドライブする時、かけるなら──、今日はエリオット・マーフィーの「ドライブ・オールナイト」にしよう。明日はスプリングスティーンの「明日なき暴走」。