消 失 点 ・

六本木のP-Houseで開催されている「ア ヤ   ズ エキシビション/バ  ング  ント展」をみにゆく。
ダミアン・ハーストより不穏な車・植物・音・映像・文章。なにより恐ろしいのが白い箱だ。迷った末にノックしてみるが、返事が返ってくるまでの数秒間が永遠に感じられた。
既に多くの方が書かれている通り、アレをみて以降、中のひとが気になって仕方がない。消えたものを補完するものは実体験と想像力か、私の記憶の中にある飴屋法水氏は、吉祥寺で観た映画「ラバーズ・ラヴァー」*1ASIN:B00005H5ZR)で、薄暗い中、横山SAKEVIと並ぶ姿、知人に連れられていった「動物堂」の奥に佇む姿のみであり(舞台などは未見)、今やそれらをうまく実像に結びつけることができない……。とりあえず帰って「キミは動物(ケダモノ)と暮らせるか?」(ASIN:4480690239)を読む。ありとあらゆるケダモノと暮らす人(暮らしたい人)必読の名著。「ドングリとチャコちゃん」というエピソードは、いつ読んでもグッとくるなあ。

*1:8/19追記:吉祥寺で観た映画は「ラバーズ・ラヴァー」ではなく、「ファー・イースト・ベイビーズ」でした、すみません……。