近年の米国に対する政府の対応のうち、BSE問題で農水省が「食用牛全頭調査」を断固とし要求しつづける「姿勢」は個人的に評価できる。ただ、米国内においてBSEが「発覚後」に要求しているだけで、それ以前に国内に輸入された「全頭検査を経ていない牛肉」を回収しようとしないのは問題だと思うが。
ともあれ、吉野家などで牛丼が普通に食べられるようになるのは、まだまだ時間がかかりそうだ。で、そんな吉野家松屋で最近よく食べるのが「豚キムチ丼」。これは今回のような問題がなければ、メニューに採用されることはなかっただろう(松屋では「牛キムチ飯」というのをたまにやってたけど)。これがうまい。かつ、以前ジュディ・オングが話していたのだが、中国四千年の歴史に基づく調理法(?)では、食品を大きく「温」と「寒」に分ける考え方があるという(実際は両者の間に「微温」、「平」、「微寒」がある)。で、食材の組み合わせは「温」と「寒」がよいのだとか。豚肉は「寒」でキムチは「温」。組み合わせると、「平」になり、滋養強壮効果があるのだとか。食も進むというものだ。ま、単にうまいだけなんですけどね……。