勤め先近くの書店で普段目にしないような書籍が並んでいたので買ってしまう。
「光速より速い光」(ISBN:4140808411)と、「磁力と重力の発見(1)古代・中世」(ISBN:4622080311)の2冊。
前者は、アインシュタインが唱えた「真空中の光の速度は一定」という原則に対し、異端者扱いされることを恐れず「光速変動理論(VSL)」を発表した若き科学者の物語。トンデモ系ではなく、真っ当に既成の概念にチャレンジする様や物理学会周辺の記述が面白い。
後者は元東大全共闘議長、現在は予備校で教鞭を執る山本義隆による、魔術・錬金術から近代物理学の確立に至る過程が書かれた力作。