漫画の話が続くが、「夏子の酒」には、心にザクザク引っかかる言葉がいくつか出てくる、例えば「酒は楽しい時にのむものだ/つらいとき、悲しいときにのんではいけない/やけ酒は酒を造った者に対して失礼である」など。
その言葉はこう続く、「ただし例外をひとつだけ認めよう/それは愛する者を失ったときだ」。
私自身が愛する者を失ったわけではない。しかし今夜はご冥福を祈り、のむ。