夜、勤め先の歓送迎会。去る人あれば来る人あり。しかしテーブルが別れていて、去る人来る人共にロクに会話を交わせず。まあ黒ビール1本で地蔵化寸前だったため、対面でも話せたかどうかはわからないのですが。しかしこのような会が開かれたために、強制的に仕事が切り上がり普段より早く帰れることに。
帰宅後、早速ピストルズのDVDを観る。「アルバムのギターは全部クリス・スペディング、ライブでも幕の後ろで弾いてもらった」と豪語するスティーヴ・ジョーンズ。「誓っていうが、アルバムではクリスは弾いてないよ」というクリス・トーマスにビル・プライス。そんな事より興味深かったのが、ビル・プライスが、マルチトラックのマスターからギターのトラックやヴォーカルのトラック「だけ」を取り出して行った解説。簡単なようでいて唯一無比のピストルズサウンドの構造がよくわかる。ドラムをいかにダイナミックに録るか、というのも面白かった。マルチの単体だけを聴いてるとものすごくショボイ音が、天井から吊したマイクで録ったというアンビエンス音や、ゲートを少しずつ加えることによって、立体感が増してゆく。あと、グレン・マトロックが「こうやって作ったんだ」とアコギで弾く曲を、続いてスティーヴ・ジョーンズが弾き(インタビューは全て別々に撮られている)、キャッチーなメロディがダイナミックに変化する様!