テレヴィジョン

先日ライノに注文したCDが届く。テレヴィジョン、78年6月のライブ盤。5,000枚限定で通し番号は「1,456」だったので、それほど売れていないのでしょうかね。音質もよい全盛期のライブなので、もったいないと思いますが。しかしこうやってライブ盤を聴くと、弾き手が明確にわかる分、トム・ヴァーレインよりもリチャード・ロイドのギターの良さに耳を奪われます。そして、ビリー・フィッカのロール(?)を多用したドラム。昔は「マーキームーン」が死ぬほど好きだったけど、なぜか「ヴィーナス」により魅力を感じました。手元にある森脇美貴夫の77年ロンドン・ハマースミスオデオンでのライブ評によると、ものスゴイ緊張感の中、ほとんどのメンバーが微動だにせずに演奏していたらしいのですが、硬質だとか艶めかしさとかより、まず楽曲の良さがあらためて際だって感じられたですよ。