ライブ「WEST KOKUBUNJI RECORDS PRESENT'S」

ナイロン

吉祥寺Planet Kにて。トップはBOYFRIENDS、ジャンピン・ジャックなハード・ブギ。続いてはBo Rock 1(ボロキチ、と読む)、なんというか「じょんがらソウルパンク」? ブルースハープが入ると趣が違いましたが……。そして京都のGirl Group、NYLONFirestarterのBBSで「女性版Teengenerate」とか「ギターはFinkの妹といわれても納得」とか書かれてたので気になっていたのですが、ちょっと驚いたですよ。モッズスーツに身を包み、ステージがさも灼熱の鉄板であるかのように跳ねまくり、キメまくる。噂のギターの方は、確かにマイクにナナメに切り込む感じとか足の蹴りあげ方、いや、そもそも顔自体が、噂に違わぬ似っぷりでした。音自体は類型的なロックンロールというか、ブギにフィールグッド的な破天荒さとガレージ調のシャウトをプラスした感じではあるのですが、とにかくパフォーマンスが凄まじかったです。ボーイフレンズとナイロンは11月の「Back from the grave presents Halloween ball 2003 special」にも出るので楽しみ。
そしてそして、約3カ月振りのFirestarter。F氏の「皆さんこんばんは、ナイロンです(とFink氏を指さす)」という第一声に笑わせてもらいましたが、その首には輪が! 1曲目「KEITH RICHARDS MAN」から怒濤の名曲の連続、「KEEN REACTION」はいつ聴いても心底熱くなり、泣けてきそうになり、震えます。さらにはラスト3曲が「1979」、「HUMAN TORNADE」、「SEX COW」、そしてアンコールはFink氏が手ぶらで登場、「DRESSED IN BLACK」と、Teengenerate三昧! いや、ティンジェネ云々ではなく、Firestarterは本当に、今や数少ない、めちゃかっこええ音楽をぶちかましてくれれるバンドです。客電がついてもアンコールを求める声が鳴りやみませんでしたが、ドラムのJimbo氏が登場し、「(完全燃焼で)もうできないんです、また観にきて下さい」とお詫び。男前なだけではなく、ホントええ人です。がさつさの対極ですね、音も、人柄も。