君の心はざわめいてるか？

心底敬愛する方が、あるバンドのライブが入ったMDを貸して下さったので、ほんのちょっとしたお礼のつもりで、そのバンドのボーカリストが出演した映画のサントラ（シングル）B面曲をMDの余った部分に録音する（画像）。そのバンドのオリジナルではなく、詞は下田逸郎、曲は井上忠夫（「ランナウェイ」など様々な曲を書かれ、残念ながら亡くなられたブルーコメッツの人）だけど、共に素晴らしく、さらに唄と演奏（これはバンドによるもの）が最高。昔、箸にも棒にもかからないようなバンドをやっていた時、たまたま対バンが凄かったのでオコボレに預かって（？）、ファンジン（というかミニコミ）のインタビューを受けたことがあるのですが、その時のお題は「あなたにとってパンクとは何ですか」という、いまだに繰り返される質問でした。僕は「自分で考えて自分で決めること」と答えたのですが、この答え自体、いわゆる「D.I.Y.」にとらわれているというか、「それはお前が『自分で考えた』答えなのか？」という矛盾を孕んだものだったのですが、ボーカル担当者の答えは「めっちゃかっこええ音楽のこと」というもので、思わず眼からウロコが落ちたものでした。この「チャンス」という唄は、本当にめっちゃかっこええ音楽です。バンドはZIGZAG、オリジナルのアルバムも1枚だけ残されてますが、ルースターズでお馴染みの柏木省三がプロデュースしたそれより、このシングルの方がなぜが100倍かっこいい。MDに入っていたライブはさらにすごかったです。