ライブ、Registrators with Caption

於:下北シェルター。まず、見るのは昨年末のScruffs日本公演(共演)以来、大阪のCAPTION(ex. Pop A Rocks、Itenarants)。出たばかりの1stミニアルバムがとても良かったので期待しておりましたが、当然ながら全回よりこなれた演奏でした。しかし、まだまだ良くなりそうな気配がアリアリです。つまり底知れないって事ですが。フロントマン、ササ氏の佇まいがこれまたいいんですよね。それほど長い時間じゃなかったけど、十二分に楽しませてくれました。
そしてRegistrators。Registratorsは――前回見たのはCarpettesの時だから、約半年ぶりでしょうか。僕の勝手な印象だと、現時点のライブは、必要以上に感情を露呈せず、一見淡々と、しかし実に熱い演奏を繰り広げられているように思うのですが、中盤からフロアも激しい反応を示しはじめたものの、なぜかラスト、ギターのJUN氏が先に引っ込んで、大槻氏のアドリブが延々と続いた後、唐突に終わってしまい、なんとなく消化不良な感じでした(それにしてもラス前の曲、「SET ME FREE」はいつ聴いてもグッときてしまうド名曲です)。アンコールを求める声も当然起きたのですが、結局そのまま客電がつき、BGMが流れて客出しのアナウンスが聞こえてきました(続く)。
と書いて続けてなかったので続き。
客電もついて客もほとんど帰りつつあったにもかかわらず、ステージに突然、ビール片手にF氏登場。そして、「お前ら何やってんだ、もっとポゴれよ!」とかなんとか言われ、残っていたわずかな客が(当然)めちゃくちゃ盛り上がると、「イェー! とかいってんじゃねーよ、芸能界じゃないんだから、テレビなんかの影響受けてんじゃねえよ、観るなそんなもん!」「土曜の夜なんて色々楽しい事があるだろうに、パンクロック観にくるなんて最高だよ」「まだまだ終わらないんだよ!」と言われてる後ろに、ホントにレジストの皆さん再登場。客電付きっぱなし、大部分の人が帰ってしまってるのに、「YOUTH」。そしてそして、大槻氏の「卑怯といわれても演らせてもらうよ」という言葉に続き、「POGO MACHINE」。当然狂乱状態のうちに2曲を終え、またBGMが流れだしました。
「いやー、スゲー」とかなんとかそこかしこで声が聞こえ、「すぐに外に出ないでよかったなあ」と階段をあがろうとしたら、またもやステージにF氏が。
「何帰ろうとしてんだお前ら、今、次の曲を考えてんだよ(笑)。 多分"I CALL YOUR NAME"じゃねえか、ここ10年で"I CALL YOUR NAME"程いい曲あったかっつってんだよ! あー、わりーけど俺、話ながいよ(笑)。もうちょっと待ってろよ、今出てくっからな」もちろんまた出てこられ、本当に「I CALL YOUR NANE」、そして「SMALL WONDER!」。こんな感じでした。